■讃岐うどん人気の秘密
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「“うどん”と言えば?」と街頭でインタビューしてみると… |
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「大阪やから“きつねうどん”」「いなにわ」「月見うどん。冷蔵庫に卵はあるからいつでも作れる」などの答えが返ってきました。 |
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うどんはいろいろあるけれど、最近人気は讃岐うどん。地元四国ではおなじみの「セルフ形式」のお店が全国に広がりつつあります。 |
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去年、いくつかの店がチェーン展開してまず東京に。そして北海道から東北、九州とひろがり、その流れはうどん文化のある大阪にも押し寄せています。 |
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うどんに乗せるトッピングのてんぷらやおにぎりなど、自分で食べたいものを選びながら進んで、最後にうどんが出てくる。この手軽さが人気なんでしょうね。 |
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大阪ミナミに1月28日オープンしたこのお店。
安さとメニューの多さが人気のチェーン店で、その数は全国で今30店舗にものぼります。お客さんも、「いろんなものを選べていいと思います」「讃岐ではこういう店が定番って聞いてたので、大阪に来るのを楽しみにしていた」などと、出だし好調のようです。 |
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■異業種からの参入組
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こうしたチェーン店が今急激に増えているんですが、うどん人気のほかにも理由があるんです。それは、異業種からの参入です。 |
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例えば、紳士服のはるやまは、去年岡山に「釜たま」を。そして、古本などのリサイクルショップを展開するフォーユーが札幌に「さぬき小町」を、と、すでに全国展開している企業が「うどん」に乗り込んできたのです。 |
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UFJ総合研究所外食コンサルタント・野島誠さんは、「販売のマニュアル化のノウハウを持っている。客のさばき方、商品の出し方のマニュアル化は得意なので、そのノウハウを活かしている」と、分析します。 |
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■幅広い年齢層に受け入れられる“うどん”
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こちらは、大阪市鶴見区のセルフうどんの店。オープンから2ヶ月になりますが、昼夜とも客足が途絶えることはなく、ビジネスマンから家族連れまで幅広い層のお客さんが訪れています。 |
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「週に2、3回は来ますね!子ども連れでも来やすいのでいいと思います」と、話すのは小さい子どもを連れたお母さん。 |
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総務省の調査によりますと、ハンバーガーなどのファーストフードは、若い年齢層にのみ人気ですが、うどんは幅広い年代で食べられていることがわかっています。 |
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「ご高齢の人もたくさん来られるので、これからの高齢化社会で受け入れられる形態だと思う」(さぬ吉・酒井邦仁社長) |
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セルフうどんの今後についてUFJ総研外食コンサルタント・野島さんは、次のように展望します。「高いコストパフォーマンスを提供できれば、回転ずしのようになれると思う」 |
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大阪にはすでに“うどん文化”があるので、大阪を飛び越えて東京でまず人気を出して、それを逆にもってきたという形なんですが、今のところ好評のようです。 |
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